ICTの理解と自分に合った学習方法が鍵!訪問看護を楽しく効率よく行おう!

ICTの学習!訪問看護を楽しく効率化

あなたの訪問看護ステーションでは電子カルテを使用していますか?病院の多くにはすでに電子カルテが導入され、電子カルテの導入は訪問看護にも広がってきています。しかし、パソコンやタブレットなど、操作が難しいと感じている方は電子カルテに苦手意識をもってしまう可能性があります。訪問看護は好きだけど記録が苦手、毎月の報告書や看護計画の作成が大変だと感じている人もいるのではないでしょうか。訪問看護師は日々の仕事の中で、情報収集やアセスメント、評価や管理を繰り返しています。それらは全てデータ化され、厳重に管理されているため、看護師は情報に依存した専門職といえるでしょう。そのため、パソコンやタブレットなどの情報端末の操作をできると仕事が捗る現状にあります。

今回の記事では、情報端末の基本的な知識や使えるようになると便利なソフト、身近なICTスキルの学び方についてお伝えします。今日からでも実践できる内容もありますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

 

※ 本コラムでは、一般的に利用者の多いとされているMicrosoft社のWord・Excelをご紹介していますが、文書作成や表計算のソフトはこれに限りません。 便宜上、例として記載していることをご了承ください。

目次

まずはココから!身近なICTのスキル

ICTとは「Information and Communication Technology(情報通信技術)」の略で、通信技術を活用したコミュニケーションのことです。ITと違うのが「Communication(通信、伝達)」という言葉が入っている点です。ICTは通信によるコミュニケーションが重要であることも意味しています。では、ICTに関するスキルを基本的なものから説明していきます。

 

 パソコン・タブレット操作 

訪問看護ステーションでも、電子カルテやレセプト請求用のソフトウェアが使われています。それらはもちろんパソコンで行っているステーションが多いと思いますが、新しいシステムの導入など、慣れないソフトウェアに対して、使いこなせるかどうか不安に感じることもあるでしょう。

パソコンの基本的な使い方を理解しておくと、電子カルテやレセプト請求のソフトウェアなどを使いこなすのもそう難しくはありません。また、ステーションによっては一人一台タブレットを貸与されているところもあります。タブレットには、ステーションのパソコンに入れている電子カルテと連動しているソフトウェアを入れています。訪問時にタブレットを持ち歩くことで、いつでも情報収集ができ、訪問先で看護記録の入力が可能になります。現在スマホを使用している方は、タブレットの操作方法もすぐに慣れるかもしれません。

 

 タイピングの技術 

パソコンを使うためにはまずタイピングスキルが必要です。タイピングとはパソコンのキーを打つことです。キーを打って文字入力を行います。電子カルテの入力や、報告書などの文書の作成、メールの送信などあらゆる場面でタイピングが必須です。タイピングは練習すればするほど早くなるため、隙間時間を活用してたくさん練習しましょう。

 

 WordやExcelなどの知識 

Word(ワード)やExcel(エクセル)の操作はパソコンを使う上での基本的なスキルです。Wordは文書作成、Excelは表計算のソフトウェアです。どちらも使ったことがある人は多いでしょう。しかし、しっかりと使い方を学んだことがある人は多くないのではないでしょうか。

WordもExcelも様々な機能があるため、使いこなせるようになると仕事の幅が広がります。例えば勉強会の資料作成や看護研究、マニュアル作りなどはWordを使いこなせると便利です。また、各事業所や病院の地域連携室等へ営業や挨拶回りに行くこともあるでしょう。その際に、いつどこに行ったか等をExcelでまとめてデータ化しておくと、他のスタッフとの共有が簡単になります。ぜひWordやExcelの機能を使いこなせるようになりましょう。

 

 ICTやDXなどのキーワードの理解 

ICTについては上で説明した通りです。ではDXという言葉は聞いたことがありますか?DXとはDigital Transformation(デジタルトランスフォーメーション)の略語です。経済産業省が平成30年に出した「デジタルフォーメーションを推進するためのガイドライン」ではDXについて次のように定義されています。

本ガイドラインでは、DXの定義は次のとおりとする。「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。」
(※引用元)経済産業省 デジタルトランスフォーメーションを推進するためのガイドライン

DXの定義を訪問看護の考え方にあてはめて考えてみるとどうなるでしょうか。ステーションが訪問看護専用電子カルテやレセプト請求のソフトウェアを活用すると、利用者に寄り添った看護を効率よく提供できるようになります。利用者に寄り添った看護を効率よく行えると、利用者の満足度が上がり、また新たなニーズを見出すことが可能です。そのことは経営状態を良くすることにもつながります。ICTは手段で、DXは目的のような関係ですね。言葉の意味を理解して、必要なスキルを身につけて仕事に活かしていきましょう。

ICTのスキルを学ぶには何をする?身近にできる学習方法

上で述べた様々なスキルについて学ぶ方法もたくさんあります。ここではいくつかの学習方法と、それぞれのメリット・デメリットについてお伝えします。

 

 書籍での学習 

自力で勉強するために、書籍を購入して学ぶという方法があります。選ぶ本によってはコストも低く抑えられます。また本屋で直接手に取ってみると、読みやすいものや自分が知りたいことが載っている本を選ぶことが可能です。インターネットで書籍のカスタマーレビューを参考にするのも良いでしょう。ただし、書籍を使って一人で勉強すると、疑問点に引っかかったときに自力で解決できない可能性があります。また、独学なので精通した人に教わるよりも時間がかかります。

 

 外部セミナーへの参加 

パソコン教室などの外部セミナーに参加し、講師に直接教わる方法もあります。少人数制のセミナーですと、分からないことは講師に直接質問しやすいでしょう。自分の理解度に合わせて教えてもらえるのもメリットです。プロに教わるので一人で学ぶよりも、理解が早いという特徴もあります。しかし、セミナーの規模や講師によって料金が変わります。人気のセミナーでは受講料が高く設定されていることもあるため、コストがかかるのがデメリットといえるでしょう。

 

 オンラインでの研修 

オンライン研修はインターネット環境が整っていれば研修会場に行かなくても学べるのが大きなメリットです。受講後に期限付きで後日視聴できるオンデマンド配信があれば、後から復習することもできます。オンライン研修を受講するためには、インターネット環境を整えることが必須です。また必要に応じて、受講するためにソフトウェアやアプリケーションを予め準備しておかなければなりません。受講費は研修によって全く違うため、費用と内容をしっかり比較してから申し込むのが良いでしょう。

 

 ステーション内での研修会 

ステーション内で教育研修の機会があればぜひ参加しましょう。基本的に職場での勉強会は受講費がかかりません。また業務時間内で開催することもあります。さらに、ステーションで使っている電子カルテの使い方を学べるので、実践に結びつきやすいのが特徴です。

パソコンやシステムが苦手な方でも安心!iBowなら導入後の研修も充実

iBowは、日々の看護記録を入力するとレセプト業務まで行えるとても便利な電子カルテです。画面も見やすく、操作も比較的簡単な電子カルテです。訪問先で看護記録を入力でき、入力した内容はリアルタイムで他のスタッフと共有できるため、業務時間の短縮を図れます。また、日々の訪問看護記録を入力することで、レセプト業務まで行えるため効率よく業務ができます。

導入の際にはシステムが苦手な方に向けてオンライン動画での初期動作研修をご提供しています。毎週スケジュール配信される研修動画は、皆様のペースに合わせてご契約期間中なら何度でもご覧いただけるようになっており、さらに、動画配信中にライブで質問ができる時間を設けているので、わからないことはその場で解決することができます。また、訪問スタッフの方には訪問業務に関する操作説明、管理者・事務員の方には初期設定方法やレセプトに関する操作説明というように、役割ごとに推奨講座をご用意していますので、システムが苦手な方でも安心して導入いただけます。導入前にオンラインで使用感をご覧いただける無料デモンストレーションも開催しています。気になる方はぜひ、一度お問い合わせください。

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まとめ

今回の記事では情報端末の基本的な知識や使えるようになると便利なソフト、学び方についてお伝えしました。
PCとタブレットの基本操作やタイピングの技術は身につけておくと、電子カルテを使用するときに苦手意識が少なくすむでしょう。WordやExcelも使えるようになると文書作成やデータ管理など仕事の幅が広がるためおすすめです。勉強方法には書籍や外部セミナー、オンライン研修等、様々あります。それぞれのメリット・デメリットを理解して、自分がしっかり学べる方法を選択しましょう。

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