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安定した経営を行うために!訪問看護師にはコスト意識が必須!

コスト意識

今まで訪問看護師として働いてきた中で、“コスト”について意識したことはありますか?ディスポーザブル手袋も、感染を媒介しないために重要な物品です。しかし1枚何円と考えながら使うことはほとんどないでしょう。普段何気なく使用している物品も、訪問看護ステーションがお金を支払って購入しています。当然、使えば使うほど訪問看護ステーションの出費は増えていきます。「訪問看護ステーションの出費だから、現場の訪問看護師に関係ない」と考えてしまうかもしれませんが、備品にコストがかかりすぎれば、それを補うために別のところから資金をもっていくことになります。それがもしかしたら訪問看護師の人件費削減につながることもあるでしょう。では、今まであまり考えてこなかったコストについて、現場の訪問看護師はどのように意識すれば良いのでしょうか。

今回の記事では、コストについて意識をしたことがなかった方やスタッフにコスト意識を持ってもらいたい経営者に向けて、コスト削減の必要性コスト削減によるメリットについてお伝えします。ぜひ最後までお読みいただき、ステーションの運営にお役立てくださいね。

 

 

 

  目次

■ コスト意識はスタッフにも必要?コスト意識の必要性
■ 訪問看護師だけじゃない!看護師のコスト意識はなぜ低い?
■ どうすればいい?訪問看護師のコスト意識を上げる方法
■ 経営者のためだけじゃない!訪問看護師がコストを意識することのメリット
■ まとめ

コスト意識はスタッフにも必要?コスト意識の必要性

訪問看護ステーションは、病院よりもコスト意識を強く持つ必要があります。なぜなら、ステーションの多くが民間企業による経営のためです。平成29年に厚生労働省の「平成27年度介護報酬改定の効果検証及び調査研究に係る調査」によると、ステーションの開設主体は「営利法人」が42.4%で、「医療法人」が27.5%であると報告されています。
(※参考)厚生労働省2017年「平成27年度介護報酬改定の効果検証及び調査研究に係る調査」

訪問看護ステーションでは訪問看護による収入のみとなっているだけではなく、利用者に対する訪問回数に制限があったり、現場のスタッフ人数で対応できる訪問件数に限りがあります。手術費や処置費、検査費など収入につながる項目に幅がある病院とは異なり、訪問看護ステーションの収入源は限られているのです。訪問看護ステーションの経営が黒字であれば良いのですが、赤字になると経営状況を回復させるために、人件費の削減、つまりスタッフである訪問看護師の給料を下げることを検討しなければならない場合もあるからです。

このようなステーションの運営状況を考えると、経営を考える上で売上の黒字化を目指すなら、利用者数やより長い訪問時間で単価を上げることも大事ですが、無駄なコスト削減への取り組みも大事になってきます。コスト削減を実現いくためには、経営層だけではなく現場で働く一般のスタッフも「コストの意識」を持つことが必要です。

訪問看護師だけじゃない!看護師のコスト意識はなぜ低い?

訪問看護に限らず、コストを意識しながら業務を行っている看護師は多くはないでしょう。看護師は、感染の媒介を防ぐために慎重になるあまり「予備があるから大量に使おう」などケアを優先してしまい、コストへの意識をしていないことが多かったりします。訪問看護でいうと、備品は利用者のものを使用するため、コストを意識する場面もありますが、アルコール綿といったステーションからの備品にまでのコスト意識を持つ訪問看護師は少ない傾向があります。

特に病院では、運営はトップの経営陣が行い、役職がついていない一般の看護職員が、支出の部分について考える機会が少ないからです。病床稼働率や手術件数などの増減は耳にするかもしれませんが、一般看護師が対策を講じるということは少ないでしょう。患者数を増やすために、看護師が営業活動を行うことはほぼありません。また、大学や専門学校などの看護師養成学校におけるカリキュラムの中に経営学は含まれていません。師長クラスのいわゆる「看護管理者」に向けた研修制度は整っていますが、それ以前の看護師が経営について学ぶ機会はほとんどないのが現状です。

訪問看護師においても同様のことがいえます。訪問看護ステーションの経営者はコストに対して敏感になりやすいですが、最初から、経営を意識できる訪問看護師はほとんどいないといっても良いでしょう。多くの訪問看護師が訪問看護の仕事を始め、管理者の立場になってからコスト意識を持つようになります。

どうすればいい?訪問看護師のコスト意識を上げる方法

ここまで述べてきたように、訪問看護ステーションのコスト意識は、経営者や管理者だけが持っていれば良いのではありません。スタッフ全員が、普段の業務の中で意識していく必要があります。

例えばステーションで物品を購入する際は、管理者だけではなくスタッフみんなで選ぶのもおすすめです。備品だけではなく、普段使う消耗品もみんなで考えてみましょう。もう少し具体的にいうと、ディスポーザブル手袋を買う際も、多数ある商品の中からどれを選ぶのか、それをどこの会社から買うのかなどを決めます。それをみんなで考えることで、スタッフが手袋の値段を意識するきっかけになります。手袋以外にも、普段何気なく使用している物品についてもスタッフみんなで検討してみてください。このような取り組みの結果、コストを意識するようになると、ステーションの運営が安定的であるのかを考えられるようになります。安定した運営を行うために、自分がどのように考えたり行動したりすると良いのかを実践することにつながります。

経営者のためだけじゃない!訪問看護師がコストを意識することのメリット

訪問看護師がコストを意識することの重要性を紹介してきましたが、コストへの意識を持つことで、訪問看護師には何のメリットが生じるのでしょうか。

まず具体的な例でいくと、訪問看護師への給与や賞与への影響でしょう。無駄な経費を削減することで利益が上がり、利益が上がることによりスタッフの給与や賞与の額が上がることもあります。他には自分自身がステーションで管理者となり、より経営に近いポジションになった時、今よりもコストに対して敏感にならなければなりません。現場スタッフ時代からコストへの意識を持っていれば、その経験を管理者として生かすことができるかもしれません。また、現場全体がコストへの意識を持った環境であると、管理者にとって非常に助かる現場にもなります。

まとめ

今回の記事では、訪問看護におけるコスト面への意識についてお伝えしました。看護師は一般企業のスタッフよりもコスト意識が低い傾向にあります。それは訪問看護師も同様です。訪問看護師がコストへの意識を持つことは、「無駄な経費が減る」という経営側だけのメリットだけではなく、それらを積み重ねていくことで、給与や賞与などで訪問看護師にとってもメリットになることです。またコストを意識して業務にあたることは、将来のキャリアにも良い影響をもたらすでしょう。“点”だけで考えるのではなく未来のことも含めた“線”で考えることが、より良い訪問看護ステーションを築き上げるのには重要です。

またより良い訪問看護ステーションにしてくために、経営者はスタッフの残業などについても対応していく必要があります。これはスタッフのワークライフバランスを守ることにもつながります。訪問看護専門電子カルテ『iBow』を使うと、訪問の合間に記録を行うことや、日々の記録からレセプト計算が可能になります。効率良く働けることで、スタッフの負担も減り、残業代も減らせるのでおすすめです。ぜひ導入を検討してみてください。
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