訪問看護を立ち上げたら年収はいくらになる?開業資金や成功の秘訣も詳しく解説!

訪問看護を立ち上げたら年収はいくらになる?開業資金や成功の秘訣も詳しく解説!

看護師として経験を積む中で、「いつか独立したい」「自分の理想とするケアを提供したい」と考える方も多いのではないでしょうか。実は、看護師資格を活かして開業・独立できる仕事は意外と多く、近年では訪問看護ステーションをはじめとする在宅・福祉系の事業が注目されています。本記事では、看護師の資格を使って開業・独立できる代表的な仕事を紹介しつつ、中でも注目されている訪問看護ステーションについて、年収や必要資金、成功のポイントまで詳しく解説します。「資格を活かして一歩踏み出したい」と考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

看護資格を使って開業・独立できる仕事は

看護師の資格を持っているからこそチャレンジできる開業・独立の仕事を、わかりやすくご紹介していきます。

訪問看護ステーション

訪問看護ステーションは、疾患等を抱える利用者の自宅を訪問し、医療ケアや療養生活の支援・指導を提供する事業所です。高齢化が進む日本において、在宅医療の需要が高まっており、社会的なニーズも大きい分野です。

デイサービス(通所介護)

デイサービスは、日帰りで高齢者に食事や入浴、機能訓練などのサービスを提供する施設です。利用者の社会的交流の場としての役割も担い、介護予防や生活の質の向上、家族の介護負担の軽減を目的としています。利用定員が11人以上の場合、看護師の配置が義務付けられています。

ナーシングホーム

ナーシングホームは、日常的に医療的ケアが必要な高齢者が入居する施設で、看護師が常駐し24時間体制で医療サービスを提供します。介護と医療が一体化した施設として、終末期ケアや慢性疾患の管理などを行います。

グループホーム(認知症対応型共同生活介護)

グループホームは、認知症を持つ高齢者が少人数(通常5~9人)で共同生活を送りながら、日常生活の支援や介護サービスを受ける施設です。家庭的な環境で生活することで、利用者の安心感や生活の質を向上させることを目的としています。​

サービス付き高齢者向け住宅

サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)は、高齢者が安心して生活できるバリアフリー対応の賃貸住宅で、安否確認や生活相談などのサービスが提供されます。介護が必要な場合は、外部の介護サービスと連携して支援を行います。

放課後等デイサービス・児童発達支援

障害を持つ子どもたちを対象に、放課後や休日に療育や生活支援を行う施設です。個々の発達段階やニーズに応じた支援を提供し、社会性や生活能力の向上を目指します。医療的ケアが必要な児童を受け入れる場合、看護職員の配置が必要です。

生活介護

常に介護を必要とする障害者を対象に、身体介護、家事援助、機能訓練、創作活動および生産活動の機会の提供などを行います。利用者の自立支援、生活の質の向上、社会参加の支援を目指しています。従業者に看護師が必要です。

フリーランス看護師

特定の医療機関に所属せず、イベント救護、企業の健康管理など、多様なフィールドで看護業務を行う働き方です。自分の専門性やライフスタイルに合わせて柔軟に働くことができます。

美容サロン

美容や健康に関する知識を活かし、エステサロンやリラクゼーションサロンを開業する選択肢です。看護師としての医療的視点を取り入れたサービス提供が可能で、他のサロンとの差別化を図ることができます。

訪問看護ステーションを開業したら年収はいくらになる

訪問看護ステーションを開業した場合の年収は、事業の規模や運営状況、地域性などによって大きく異なります。​開業直後は利用者数が少ないため、年収は400万~600万円程度と見込まれます。ただし、数値はあくまで目安であり、実際の年収は以下の要因によって変動します。

 

  • 事業規模:スタッフの数や職種、提供するサービスの範囲
  • 地域性:都市部か地方か、競合の有無
  • 経営スキル:効率的な運営やマーケティング戦略

 

厚生労働省の調査によると、訪問看護事業所の平均収支差率(利益率)は月100回以下の訪問の場合4.2%、月101~200回の訪問の場合5.0%と報告されています。したがって、訪問看護ステーションの開業による年収は、事業の成功度合いや運営方法によって大きく変動するため、一概には言えません。

参考:令和5年介護事業経営実態調査結果‐厚生労働省

訪問看護ステーションの開業で必要な資金

訪問看護ステーションを開業する際には、初期費用と運転資金の2つの主要な資金が必要となります。​総額の目安は約800万~1,500万円とされています。

初期費用

初期費用は、事業を開始するために必要な設備や備品の購入、事務所の設立などにかかる費用です。​一般的には500万~600万円が見込まれます。主な内訳は以下のとおりです。​

項目 目安金額 主な内容・内訳
法人設立費 約30万円 定款認証費用、登録免許税など法人設立に必要な費用
事務所関連費用 約50万~100万円 敷金・礼金、仲介手数料、内装工事費など
備品購入費 約150万円 デスク、チェア、PC、プリンター、洗濯機など業務用備品
車両購入費 約200万円 訪問用の軽自動車1台分の購入費
広告宣伝費 約50万円 利用者・スタッフ募集や認知度向上のための広告費用

運転資金

運転資金は、事業開始後、収益が安定するまでの間に必要となる資金で、​約600万~900万円が必要と言われています。主な内訳は以下のとおりです。賃料と駐車場代は、開業する地域によって大きく異なります。なお、報酬の給付に2か月ほどかかることから、運転資金は3か月~6か月分を用意しておくことが推奨されます。

項目 目安金額 主な内容・内訳
人件費 約130万円 常勤看護師3名(各35万円)+事務1名(25万円)想定。事務を雇用しない場合は管理者が兼務するケースもあり
賃料 約10万円 事務所の家賃
車両費・駐車場代  約10~30万円 車両の維持費、ガソリン代、駐車場賃料など
広告宣伝費 約5~10万円 継続的な利用者獲得・採用活動のための広告費
備品費・消耗品費 約3万円 日常業務で使用する消耗品の購入費用
その他経費 約20万円 水道光熱費、通信費、システム利用料、保険料などの諸経費

 

訪問看護ステーションの開業を成功させるポイント

高齢化の進展や在宅医療のニーズ拡大により、訪問看護ステーションの開業を目指す方が増えています。しかし、開業には医療・介護の知識だけでなく、事業運営の視点が不可欠です。ここでは、訪問看護ステーションを安定して運営するために押さえておきたい成功させるポイントをご紹介します。

綿密な事業計画の策定

最初に必要なのは、綿密な事業計画の策定です。サービスの対象エリアや想定利用者数、訪問件数、必要なスタッフ数、1年目〜3年目の収支予測など、具体的な数値と目標を設定しましょう。行政への指定申請にも事業計画書の提出が必要なため、開業準備の初期段階で丁寧に作成しておくことが重要です。

地域需要の調査

地域によって、訪問看護のニーズは大きく異なります。既存の事業所数、地域住民の年齢構成、医療機関との距離、医師との連携体制などを事前に調査することで、自身のステーションが提供すべきサービスや差別化ポイントが見えてきます。市区町村の高齢介護課や福祉課、地域包括支援センターから情報を得るのも効果的です。

適切な資金計画と資金調達

訪問看護ステーションの開業には、事業所の賃貸費用、備品、車両、人件費などまとまった初期費用が必要です。自己資金だけでなく、日本政策金融公庫の融資や自治体の補助金・助成金を活用することで、資金面のリスクを軽減できます。資金調達と助成金については、こちらの記事で詳しく解説しています。

立ち上げ前に知っておきたい5つの資金調達と訪問看護で使える助成金

人材の確保と育成

訪問看護ステーションの立ち上げにあたって、看護師が最低でも2.5人は必要です。また、事務の採用やリハビリスタッフの採用なども検討する必要があります。さらには、訪問看護未経験のスタッフに対する教育体制も整えることが重要です。OJTの仕組みづくりや外部研修の活用など、継続的な人材育成がサービスの質を高めます。

営業戦略の実施

訪問看護ステーションは、開業しただけでは利用者は集まりません。地域の医療機関やケアマネジャー、病院の退院支援部門などへの挨拶回りが重要です。信頼関係の構築を第一に、ステーションの特色や受け入れ体制、緊急対応の可否などを丁寧に伝えましょう。パンフレットやウェブサイトの整備も効果的です。

効率的な経営管理能力

訪問看護は「看護サービス」と「経営」の両方で成り立っています。スタッフのシフト管理、レセプト請求、利用者満足度の把握、収支の見直しなど、日常的な経営管理をいかに効率よく行えるかが、継続運営のポイントとなります。レセプトソフト業務支援システムの導入、外部の専門家への相談なども積極的に活用しましょう。

働きやすい環境づくり

訪問看護は、スタッフ一人ひとりの力に支えられているサービスです。そのため、スタッフが安心して働ける環境を整えることは、事業を継続・成長させる上で欠かせません。例えば、無理のない訪問スケジュールの管理、業務のデジタル化による負担軽減、風通しのよい関係づくりなどが挙げられます。また、定期的な面談や相談の場を設けることで、メンタルケアや離職防止にもつながります。スタッフの満足度が高まることで、職場の雰囲気も良くなり、利用者に対するケアの質も自然と向上していきます。

訪問看護の立ち上げをサポート!iBow の新規開業支援サービス

訪問看護ステーションの立ち上げを検討中の方にとって、開業準備や日々の業務など、不安や課題がつきものです。iBowの新規開業支援サービスでは、そうした課題を解消し、スムーズな運営を目指して開業準備から日々の業務までをトータルでサポートします。

 

1.誰でも使いやすい、直感的な操作性

iBowは、システムが苦手な方でも使いやすいシステム設計となっているため直感的な操作が可能です。また、訪問先からでもスムーズに記録ができ、帰社後の事務作業が大幅に軽減されます。テンプレート機能で記録の統一感を保ち、スタッフ間の申し送り事項も円滑に行えます。

 

2.どの端末でも同じ画面・同じ情報を確認

タブレット・スマートフォン・PC、どの端末からでも同じ情報にアクセスが可能です。リアルタイムで同期できるため入力のたびに操作する必要がありません。外出先や移動中も利用者情報の共有や確認ができるため、タイムロスや情報共有の漏れを防ぎ緊急訪問にもスムーズに対応できます。

 

3.レセプト業務を効率化して収益アップ

訪問看護ステーションの業務の中でも特に工数の大きい月初めのレセプト業務も、iBowなら記録Ⅱの内容が実績として自動反映されるため、転記の必要がありません。そのため、レセプト作成や実績との突合など作業時間や負担をグッと抑えます。今までレセプト作成や突合にかけていた時間を訪問件数の増加や営業活動に充てることで、収益の向上にもつながります。

 

まとめ

看護師の資格は、現場での活躍だけでなく、独立や開業という選択肢を広げられる資格です。特に訪問看護ステーションは、社会的ニーズが高く、やりがいと収益性の両面から注目されている分野です。とはいえ、成功するためには医療の知識だけでなく、経営やマーケティングの視点も欠かせません。事業計画や資金調達、人材の育成など、一つひとつ丁寧に準備することが、長く愛されるステーション運営につながります。

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