コミュニケーションが良い職場とは?

コミュニケーションが良い職場とは?

訪問看護ステーション運営において最も多いお悩みの1つに人材マネジメントや人材育成があります。
それらのお悩みに対するコラムを、iBowお役立ち情報から月1回ペースでお届けいたします!
今回のテーマは「コミュニケーションが良い職場とは?」
職場における4つのコミュニケーションについてお伝えします!

1.コミュニケーションが悪い…って!?

「うちの職場、コミュニケーションが悪いんです」

 

という表現を聞くことがしばしばありますが、どんな風に悪いのか聞いてみると、多くは「会話がない」という答えが返ってきます。もちろん、職員同士に会話がないと、情報共有もできませんし、上長との間に会話がないと指示も相談もできません。

 

実際には、仕事に支障が出るほど「会話」がないという状況になると、「人間関係が悪い」とか「なんか、話せる雰囲気じゃなくて」という表現に変わるのだと思います。ではコミュニケーションが悪い、とはどのようなときに感じるのでしょうか?

 

気のおけない友人同士で食事に行ったりすると会話が弾み、気がつくと数時間経っているということもあります。しかし、職場でのコミュニケーションはただ楽しく話をするだけ、ではないはずです。その「期待」に応えてもらえない時に、違和感を覚えるのだと思います。

2.職場における4つのコミュニケーションの形

職場には自分を中心にした4つのコミュニケーション形態があります。
上長、部下、同僚、顧客、それぞれに対して果たすコミュニケーションは違う形のものなのです。

 

同僚との間にはメンバーシップ、上長に対してはフォロワーシップ、部下に対してはリーダーシップを示し、顧客にはカスタマーシップを示していくことが求められているコミュニケーションです。

 

職場の4つのコミュニケーション形態

上長との間のフォロワーシップは、指示を受け、それに応えるというものです。明確な指示があり、それに対して報告や相談、質問などが十分にできて、指示のもとで成果を出し、その成果を評価してもらえると充足感を感じると思います。

 

一方、自分が指示を出す側になり、部下から相談や報告がきちんとあり、指示をしっかり受けてもらえると、良い関係であると感じるでしょう。これを自分自身からみると、上長から明確な指示があり、リーダーシップを示されていると感じればフォロワーシップで応えやすくなり、部下から明確にフォロワーシップを示してもらえるとリーダーシップを発揮できたと感じるということになります。

 

つまり、自分が期待している役割を相手が果たしてくれていると「良いコミュニケーションが取れている」と感じるということです。同僚についても同じで、メンバーシップとして相談や情報共有が常にあると安心できますが、自分には相談してくれない、情報共有がない、となると不安になります。また同僚と思っている相手からリーダーシップを求められたり、反対にフォロワーシップを求められたりすると、自分が思っている関係性と異なるので違和感を覚えることになります。

 

この「果たしている役割」と「期待されている役割」にギャップが生じると、コミュニケーションエラーとして捉えられてしまうのです。

3.役割を明確にしていくことで、コミュニケーションが良くなります!

コミュニケーションが悪い、とは「役割」が明確になっていない状態です。
リーダーが明確な指示を出せていない、部下が報告・相談をしてこない、メンバー間で相談や情報共有が行われない状態です。そして、本来リーダーシップを示さなければならない人が他にリーダーシップを求めたり、メンバーシップで協働する関係なのに一方がリーダーのようになってしまったり、それぞれが果たすべき「役割」をきちんと果たしていかなくては、コミュニケーションが良いと感じることができないのです。

 

「あの管理者の下では働きたくありません」という言葉の裏には、明確な指示、リーダーシップを示してもらえないので動きにくい、という思いがあるのです。
職場の管理者は、職員間の役割をきちんと整理して、その役割としての「振る舞い」を指導していかなくてはなりません。楽しくおしゃべりできる雰囲気は職場に必要ですが、それぞれがどのような「役割」であるかを、明確にしていくとコミュニケーションの良い職場になっていくと思います。

 

上下関係ではなくリーダーとフォロワー、なれ合い関係ではなく協働するメンバーとしての振る舞いができるように、きめ細やかな声かけをしていくと良いでしょう。

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