訪問看護師の皆さまへ SNSを利用する際のマナーについて

訪問看護師の皆さまへ SNSを利用する際のマナーについて

今では、SNS(Social Networking Service = 社交的な交流サービス)を利用していない人を探すのが難しいくらいに普及しています。訪問看護師の方も利用している方がほとんどではないでしょうか。

SNSは、プライベートで何年間も会っていない同級生とおしゃべりしたり、家族との旅行や、ライフイベントの写真・動画を送るなどのコミュニケーションに利用することができます。また、仕事では、業務に関する情報交換や情報の取得が手軽に行え、多くの人に利用されています。便利で使い慣れているからこそ、利用はマナーを守って行うことが大切です。

そこで今回は、訪問看護師向けにSNSのメリット・デメリットや、注意点、ビジネスで利用する時に潜むリスクについて紹介します。

目次

SNSのメリット・デメリット

SNSを利用するメリットはもちろんあります。ただ、その反面デメリットも存在しますので、知っておくことは大切です。

【メリット】
①リアルタイムな情報が得られる
SNSは、媒体にもよりますが、リアルタイムに情報が投稿されていることが多く、常に最新の情報を目にすることができます。特にTwitterはリアルタイムに更新するユーザーが多く、電車の遅延などは公式のサイトよりも早いと言われています。


②自分が求めている交友関係を持つことができる
FacebookやInstagram、最近ではLINEのオープンチャットなどで、自分と趣味が同じコミュニティを簡単に見つけ、つながることができます。また、訪問看護師仲間なども簡単に見つけることができ、自分が求めている交友関係を持つことができます。


③災害時の情報交換
災害時には、電話回線が混み合い、連絡がつかない同僚や、利用者が出てくるかもしれません。しかし、SNSではインターネット回線を利用しているため、電話回線に比べると混み合う可能性が低くつながりやすいとされています。例えば、2018年6月に発生した大阪での地震では、電話回線が混み合い連絡が取れない状況が続く中で、LINEやInstagramなどでは連絡が取れたということもありました。また、災害状況もTwitterで最新情報を手に入れている人も多かったようです。

 

【デメリット】
①個人情報の漏えい

SNSで一番注意したいことは個人情報の漏えいです。使い慣れているツールなので、無意識で操作することもあるかもしれません。個人情報が掲載された内容を取り扱っている場合、無意識に操作し、送信先を間違えると、名前、住所、電話番号などの個人情報が漏えいします。


②SNSに依存してしまう

SNSでは、「いいね」やコメントが簡単にできます。多くの人から「いいね」が集まることが嬉しいという感情から、SNSに依存してしまう人も少なくありません。その「いいね」を集めるために、自分を良く見せようとする人もいます。そのため、頑張りすぎて疲れたり、ストレスがたまることもあるため、SNSはあくまでも、コミュニケーションをより便利にしてくれるツールという認識で使うことが大切です。


③炎上する可能性がある

SNSを利用しているとたまに見かける「炎上」という言葉があります。炎上とは、投稿した人が悪気がなく、誰かに不快な思いをさせてしまうことで発生します。投稿した人は悪気がないので、いつ「炎上」が自分に起こってもおかしくありません。仮に、その炎上してしまった投稿に、友達や誰かの写真や名前が入っていた場合には、その人にまで迷惑がかかります。簡単に発信でき、簡単に見ることができるツールだからこそ、投稿する前に確認が必要です。

SNSでの注意点

SNSは便利なツールですが、利用する際には注意が必要です。SNSでの投稿で問題が発生しないように、注意点をお伝えします。

■住所が特定される可能性がある
利用者の方も、自分のケアをしてくれる看護師の人柄に興味があると思います。口頭で教えてほしいなど言われることはないかもしれませんが、SNSでは名前を検索すると見つけることができます。その投稿で、看護師がどんな人と関わっているのか、どんな場所でご飯を食べているかなどから、住所まで特定されることもあります。それが自宅付近の場合は、自宅が特定される可能性がありますし、利用者の家の近くの場合は利用者の情報が漏れる可能性があります。写真や動画を投稿する際には表札や地域特有の建物が入り込んでいないかを確認する習慣をつけましょう。


■写真を投稿する際は、写っている人、物、場所に確認を取る
InstagramやFacebookなどに写真を投稿するときは、写っている人や物、場所に投稿許可の確認を取るようにしましょう。誰かと外出をした際に、記念撮影などをして、それを投稿してしまうと、そこから相手の個人情報が漏えいすることにも繋がる可能性があります。確認を取ることも大事ですが、安全性を考えると、相手の顔が少しでも写っている写真は投稿しないなどのルールを決めても良いかもしれません。

SNSの投稿だけじゃない!メッセンジャーアプリケーションのビジネス利用に潜むリスク

LINEなどのメッセンジャーアプリケーションは気軽にメッセージのやり取りができるため、プライベートで使っている方は多いのではないでしょうか。普及率や使いやすさから、ビジネスで利用されることも最近では増えてきています。ビジネスで利用をするとプライベートの利用時では想定できないリスクもあります。ここでは使う際のリスクをご紹介します。


■公私混同してしまいがち

プライベートで使うことが多いからこそ、公私混同してしまいがちです。友達に連絡をする感覚で、訪問看護ステーションの同僚や上司にメッセージを送ってしまうと、送信頻度が多くなってしまったり、送る時間が就業時間外になることもあります。メールよりも親しみがあり、メッセージを送りやすいツールだからこそ、相手の都合などの配慮は必要です。


■情報が流れてしまいやすい

メッセージがチャット形式で流れていくので、メールの引用のように関連付けがしづらいです。そのため、途中で別の話題が入ってきた場合に、「今はどの話をしているのかがわからない。」という状況になることもあります。対策としては、リプライ機能を使って、メッセージの関連付けをすると情報が流れにくくなるのでおすすめです。


■「なりすまし」による情報漏えい
LINEなどでは「なりすまし」というアカウントを乗っ取られてしまうということがあります。同僚からの連絡かと思ったら、実は「なりすまし」で乗っ取られたアカウントだったということも考えられます。普段のやり取りと違うなどの違和感は敏感に察知できるようになっていると、防ぐことができます。また、自分自身が乗っ取られないために、パスワードは「記号」「全角・半角英数字」を混ぜたものを使用することをおすすめします。


■グループ化することによる情報漏えい

ステーション内の訪問看護師メンバーでチャットグループを作り、業務報告など連絡を取り合っているところもあるかと思います。このチャットグループで注意が必要なのは、退職者がグループから退会できておらず、グループ内の情報を見ることができる状態にあることや、退会していても過去のトーク履歴を見ることができるため、企業・個人情報の流出につながります。チャットグループを使用する際には、常に在職者のみが閲覧・投稿できるように管理しておきましょう。

まとめ

今回は訪問看護師に向けたSNSを利用する際のマナーについてご紹介しました。

プライベートで利用することが多いSNSですが、最近ではビジネスシーンでも使われるようになってきています。SNSは使い慣れていて使いやすいというメリットがある反面、個人情報の流出や、炎上などのデメリットも存在します。そのデメリットを理解して、個人情報流出などに注意し、自分も周りの人も楽しめる使い方をすることが大切です。

また、ビジネスでスタッフ同士でメッセージのやり取りを行いたい場合、利用者の個人情報を守るため、セキュリティが高いシステムの利用がおすすめです。iBowお役立ち情報では、今後も役立つ情報をお伝えしていきます。ぜひ、次回の記事もチェックしてください!

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