病院ナースから訪問ナースへの転進

病院ナースから訪問ナースへの転進

病院ナースから訪問ナースへ、働き方をチェンジしようと思っている方が増えています♪

 

でも、『訪問看護は分からないことが多い』との不安な声も多く、その為に第一歩が踏み出せずにいる、と
聞いたことが何度かあり、今回は前向きになれるような「訪問看護の特徴」についてお伝えします。

 

 

まず病院と在宅の大きな違いは、「ケアの場所が違う」だけではないことです。
医療機関は、治療が中心の「病気を治すところ」ですので、患者さんには病院のルールを守って生活していただきます。
一方訪問看護は、利用者さんの日常生活の場へ看護師が訪問することから、そのお宅のルールに沿うことになります。
実は、ケアを行う場所が違うだけではないんです。

 

個々の住居環境は十人十色、病院のような設備が整っているわけではありません。
衛生面/安全面からも十分とは言えないことも多く、ケアの一つ一つがご家族や訪看メンバーとの創意工夫の連続で、結果それぞれのご家庭にマッチしたケアの形になっていきます。
そして医療の側面以外にも、生活のサポート・福祉関係の提案・精神的ケアやコミュニケーションサポートなど、
利用者さんが求める生活に、より近づけていく支援が訪問看護の役目でもあります。
これらは、看護師という専門職の立場で利用者さんと関わるなかで、お互いの信頼感を高めていく過程でもあります。

 

 

二つ目、訪問看護は「ナース一人ケア」ではありません。
あるナースが、前職でのナース仲間に「訪問看護をやっています。」と言うと、「へぇぇ~怖くないの?」と驚かれ
戸惑った、と言っていました。
そう。。。『一人で判断/実践するのが訪問看護の仕事』と、思っている看護師が意外にも多いんです。
そして、その方々の多くが、学生時代に訪問看護を実習で経験されている方でした。
現職訪問看護師のかた、これはとても残念なことだと思いませんか?

 

病院は、病棟や外来でのチームケアがあります。
訪問看護は確かにナース一人で訪問はしますが、そもそも医師からの訪問看護指示書のもと「チーム」で看護計画に則って連携したケアを行っていきます。
その実践過程では、医師や病院看護師、利用者さんだけでなくそのご家族、そしてケアマネージャー、福祉機関など、
チームメンバーだけでなく、たくさんの職種の方と協力し連携して利用者さんを支えていくのです。
一人で背負おうとする必要はなく、分からないことや迷うことは「仲間」と確かめ合いながら進めていきます。
日々のケアで先輩や仲間と情報共有する中から、看護の優先のつけ方や緊急時の判断基準なども吸収して
必要な時に備えていってます。
これは病院ナース時代と同じステップアップの過程だと思いませんか?

 

違う働き方を学ぶ&受け入れる気持ちで訪問看護に飛び込んでくれるなら、とても嬉しいと思います♪
そして採用するステーション側も、不安を抱えているナースを慮って「教育/育成」に時間を費やしていけたらいいな、と思うばかりです。

 

そして三つ目、訪問看護に踏み込めないことの一因に「残業」を上げる方もいました。
平成28年1月_全国訪問看護事業協会【訪問看護ステーションのICT普及に向けて】
というプロジェクト報告によると、
訪問看護ステーションにおける電子カルテ使用を含めたICTシステムの活用は、医療機関のそれよりもかなり遅れており
日々の記録になる『訪問看護記録Ⅱ』を手書きしているステーションが全体の約75%を占め、
記録に時間がかかるなど業務効率の悪さや、それにより残業が多くなってしまう現状を指摘しています。

 

逆に言うと、全国の約25%のステーションには、既に何らかのICT導入がされており、
残業の削減や、オンコール時の情報共有に大きく寄与していることになります。
ただしICT活用と言っても、レセプト請求が中心のICT導入などもありますが、
「ナースが書ける看護記録」を業務効率の面から支える【iBow】のようなシステムもあります♪

 

そんな全国のステーションの現状を打開しようと、
厚生労働省を始めとした国の機関は、地域包括ケアシステムの構築に向けて、
ICT活用を促進した効率の良い訪問看護サービスの提供のために日々奔走しています。

 

そのために、医療機関で電子カルテに慣れ親しんだ、或いはSNS社会で育ってきた方たちが、
継続して実践できる訪問看護の環境を整備することは、とても自然なことのようにも思えます。

 

新しい力を受け入れるために、いま訪問看護は変わっています!

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