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訪問看護の皆さまに知っていただきたい~イライラした時の対処法~

訪問看護

日々業務に取り組んでいる訪問看護の皆さま、こんなことはありませんか?

「利用者さんやご家族の方に嫌なことを言われて傷ついた・・・」
「利用者さんが言うことを聞いてくれず、叱ってしまった」
「同僚と折り合いが悪い」
「イライラをため込んでしまい、つい周りにきつい口調で接してしまう」

誰しも一度は経験したことがあるお悩みではないでしょうか。命を預かる仕事だからこそ、気を張って訪問看護業務に当たっている方も多いと思います。担当の訪問看護師の感情は、自分が思っているよりも利用者に伝わっているものです。それによって、感情の変化に敏感な利用者やご家族に気を遣わせたり、心を開いてもらえないことも起こり得るでしょう。訪問看護師の皆さまがストレスを抱え込まず、楽しくイキイキとお仕事ができるよう、今回は「イライラした時の対処法」を詳しくご紹介していきます。

  目次

■ 訪問看護の現場でイライラしてしまいがちな原因は?
■ 怒りの感情をコントロールする「アンガーマネジメント」について
■ イライラを早く抑えるコツ
■ まとめ

訪問看護の現場でイライラしてしまいがちな原因は?

訪問看護の現場で、起こりやすいイライラしてしまいがちな主な原因は、

・利用者からの言葉や関係性
・利用者の家族からの言葉や関係性
・同僚との関係性
・忙しさ
・睡眠不足

などが挙げられます。

特に多いのは人間関係やコミュニケーションミスから来る苛立ちです。自分は何もミスをしていないのに、たまたま利用者の機嫌が悪く理不尽に怒られたり、同僚と意見が合わず対立してしまい、言い合いになったりなど、自分の感情が揺さぶられることは日々起こり得ます。さらに、怒りを感じている時は自分が見えなくなることもあるでしょう。ここで大事なことは、怒りがおさまった後や冷静になれた時に「自分の怒りポイント」を見つけることです。

怒りの感情をコントロールする「アンガーマネジメント」について

 

アンガーマネジメントとは?
1970年代にアメリカで生まれたとされている怒りの感情と上手に付き合うための心理教育、心理トレーニングです。怒らないことを目的とするのではなく、怒る必要のあることは上手に怒り、怒る必要のないことは怒らなくて済むようになることを目標としています。
(引用)一般社団法人日本アンガーマネジメント協会

 

アンガーマネジメントで大事なことは、「イライラすること」「怒りの感情」を否定しないことです。イライラした自分を受け入れられない人は、「イライラする自分が悪いんだ」と自分を責めて落ち込んでしまいます。まずは自分の感情を知る、ということが大事です。アンガーマネジメントでは感情を、第一次感情と、第二次感情の2種類に分類しています。第一次感情は、不安、恐怖、つらい、疲れた、悲しい、寂しい、といったネガティブな感情です。第二次感情は、第一次感情が蓄積されて溢れてしまう感情のことを指し、「怒り」は第二次感情といわれます。つまり、「怒り」には別の感情が隠れているということです。その隠れている感情を理解して、コントロールしていくことがアンガーマネジメントです。

アンガーマネジメントがうまくなってくると、以下の効果が期待できます。

・イライラする頻度が減り、それによりストレスも減少する
・感情を素直に表現でき、意思疎通がうまくいく
・違いをダメなことと捉えずに、受け入れられるようになり、視野が広がる
・業務に集中でき、業務効率が上がる

 

重要なのは、第一次感情があることを引け目に感じないことです。第一次感情は人間誰しもが抱いてしまう感情です。アンガーマネジメントで自分の感情と向き合い、コントロールし、心穏やかに日々の業務に取り組めるよう意識してみましょう。

イライラを早く抑えるコツ

アンガーマネジメントを踏まえた上で、イライラしてしまう自分への対処法は主に以下の4つです。

■深呼吸をする
深呼吸は自律神経を整えてくれます。自律神経が整うと感情の乱れが抑えられ、より早く冷静な自分に戻ることができます。

■発言する前に6秒考える
衝動的に怒ってしまう人、カッとなりやすい人にはおすすめです。怒りの感情のピークは6秒と言われています。「怒りのピークは長くて6秒」といわれています。心の中でゆっくり6秒を数えてみましょう。だんだんと頭が冷静になっていきます。

■上を見る
上を見るのも、冷静さを取り戻すのに有効です。怒り心頭しているときは視野が狭くなりがちです。いったん上を見て、自分の視野を広げましょう。

■手をグー、パーと開く
ドラマなどで俳優が怒る演技をするときに、拳をきつく握りしめているシーンをみたことはありませんか?怒りの感情に支配されると体も思考も硬くなりがちです。まずは体からほぐしてみましょう。

以上、4つご紹介しましたが、自分自身で怒りをコントロールする独自の方法を持っていると良いかもしれません。好きな音楽を聞いてみたり、好きな香りを嗅いだりすると、怒りが収まる人もいます。

まとめ

怒りの感情を100%無くすことはできませんし、抱いてしまうことは悪いことではありません。しかし、訪問看護師として、利用者や同僚との揉め事で抱いた感情に振り回され、業務に支障が出てしまっては本末転倒です。自分にあった対処法を身につけることで、より楽しく、イキイキとお仕事ができるのではないでしょうか。利用者に喜んでもらえるサービスを提供するためにも、イライラしてしまう時は今回紹介したことを参考に、実践してみてください。
iBowお役立ち情報では、今後も役立つ情報をお伝えしていきます。ぜひ、次回の記事もチェックしてください!

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