訪問看護師のライフスタイルの課題とICT導入による新しい働き方改革

訪問看護師のライフスタイルの課題とICT導入による新しい働き方改革

「訪問看護師を続けたいけど、フルタイムは無理」「退職者が増えて、業務が忙しくなった」「プライベートの時間がなくて、ゆとりがない」このように、離職を考え悩んでいる訪問看護師の方も多いのではないでしょうか。また、そのような悩みを相談されたことがある訪問看護ステーションの代表の方もいることでしょう。様々なライフスタイルの看護師が働きやすいよう、訪問看護師がもつ悩みや課題に現場としても対策を取っていく必要があります。

そこで今回は、訪問看護師がもつライフスタイルの課題と、課題を解決する方法のひとつとして、ICT導入についてご紹介していきます。

目次

看護師のライフスタイルの課題

訪問看護師の中には、「子育て中だから日中の短時間勤務がしたい」「フルタイムだと疲れが取れないから週休3日が理想」など、無理のない働き方で看護を続けたいと考えている方も多いのではないでしょうか。しかし、自分に合ったライフスタイルの中で理想の看護を提供するには様々な課題があります。

 

 勤務形態 
まずは、勤務形態の見直しが課題です。一律フルタイムの勤務形態のみであれば、結婚・出産といったライフスタイルの変化をきっかけに、離職する人が多くなることは自然な流れです。年齢を重ねると仕事の疲れが取れにくく、夜勤の多いシフト勤務や休日の少なさから離職を考えることもあるでしょう。

具体的には、プライベートとの両立が無理なく可能になる短時間正社員制度の導入などが挙げられます。子育て中の人なども、復職しやすい多様な勤務形態が求められています。柔軟な働き方が実現できれば、離職防止につながるでしょう。

 

 時間外労働 
看護師は、時間外の業務が多いのも課題です。例を挙げると、次のようなものがあります。

  • 始業時間前の情報収集
  • 時間外の院内研修・委員会
  • 計画書・報告書などの書類作成

公益社団法人日本看護協会のホームページ「看護職の働き方改革の推進」によると、情報収集などの業務準備についても、始業前に出勤する必要がある場合などは、時間外労働手当ての支給を推奨しています。

(参考)公益社団法人日本看護協会ホームページ「看護職の働き方改革の推進」

時間外手当を支給しないことは、職場への不満につながります。時間外手当を支給する対象にするか、勤務時間内で業務時間を確保するかの検討が必要でしょう。

 

 有給 
業務が忙しく、有給休暇が取りにくい環境も課題といえます。少人数で運営しているステーションもあるため、長期休暇が取りにくいと課題を感じる看護師もいるかもしれません。2019年4月より、有給休暇の年間5日の取得義務化も開始されました。有給休暇が取得しやすいだけでなく、長期休暇が取得できるよう職場環境を整えることが課題といえるでしょう。

 

 同一労働同一賃金 
働き方改革により、同一労働同一賃金の実施も必要になりました。厚生労働省の「同一労働同一賃金ガイドライン」には、次のように明記されています。

正社員(無期雇用フルタイム労働者)と非正規雇用労働者(パートタイム労働者・有期雇用労働者・派遣労働者など)との間で、待遇差が存在する場合に、いかなる待遇差は不合理なものであり、いかなる待遇差は不合理なものでないのか、原則となる考え方と具体例を示したもの
(引用)厚生労働省「同一労働同一賃金ガイドライン」

例えば、正職員とパートという雇用形態の違いがあっても、同じ仕事内容で働いているなら同じ報酬を支払う必要があるというものです。正職員と同じ仕事をしているのに、給与がかなり低いという待遇への不満は離職につながりかねません。諸手当・賞与や退職金など、労働に見合った報酬が求められているといってよいでしょう。

 

前述で述べた就業規定や福利厚生制度を改善することで、看護師の仕事に対するモチベーションが向上し、離職防止につながるでしょう。

ICT導入で勤務を改善させる

新型コロナウイルスの影響で、テレワークが注目されています。訪問看護の分野でも、例外ではありません。テレワークとは、情報通信技術(ICT=Information and Communication Technology)のことです。

 

 ICT導入によるメリット 
訪問看護の業務は、主に次の2つに分類できます。

1.利用者宅に訪問し、ケアを行う
2.ステーション内で記録・書類作成などを行う

2のステーション内で行う記録や書類作成などには、大きな労力がかかります。その他、研修などの勉強会などもあります。訪問看護業務は利用者宅に出向く関係上、ICT導入の効果は大きいでしょう。メリットとしては、次のようなものです。

  • 場所にとらわれず記録・書類作成・多職種との情報共有ができる
  • 通勤時間・労働時間を短縮できる

 

 

 ICT導入による効果 
ステーションへ戻ってからの記録作成などの業務が自宅でも可能になれば、子育て中の人はもちろん親の介護など家庭の事情でフルタイム勤務が難しい人も、離職せずに済むかもしれません。ICTを活用することで、主に次のような効果が期待できるでしょう。

  • 一人ひとりのワークライフバランスの向上
  • スキルアップの機会の増加

 

人手が不足していると、一人当たりの業務分担も増加し時間外労働につながります。ICTを導入し業務を効率化することで、ワークライフバランスに合わせた働き方ができる体制づくりがしやすくなるといえます。スキルアップの機会も増えるでしょう。業務が忙しいと、勉強会や研修など、スキルアップのために時間を割くゆとりがなくなります。業務効率化で短縮された労働時間をスキルアップのための研修などに使うことで、モチベーションの向上につながります。

 

 

 勤怠管理システムとしてのICT導入 
働き方改革により、労働時間の記録も義務化されています。例外を除いて自己申告制は認められなくなる方向に変化しつつあり、ICカードやタイムカードなどで労働時間が把握できる記録が必要になりました。管理者にとってもスタッフの勤務時間の超過や連続勤務に気が付きやすくなります。勤怠管理もしやすく、早期に改善が行えるでしょう。勤怠管理システムの導入を検討しているステーションには、訪問看護専用勤怠管理サービス『iBow KINTAI』がおすすめです。

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まとめ

看護師のライフスタイルに合わせた職場環境が、人材不足の解消につながります。

ICTを導入することで業務が効率化し、ワークライフバランスの向上やスキルアップの機会の増加に効果があるといえます。看護師の離職でお困りであれば、『iBow』と『iBow KINTAI』を検討してみてください。

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