訪問看護の新しい働き方①紙カルテの持ち帰りって、大丈夫?

厚生労働省から「新しい生活様式」が公表されました。 

感染予防策としての「手洗い、咳エチケット等の感染対策」「『3つの密』の回避」「人との接触を8割減らす」が基本になっていますが、利用者さんに提供する看護サービスは今まで通りだとしても、「訪問看護ステーション内での働き方」は少し変わってきているのではないでしょうか。

 

推奨される働き方(働き方の新しいスタイル)としては

・テレワークやローテーション勤務

・時差通勤でゆったり

・オフィスはひろびろと

・会議はオンライン

・名刺交換はオンライン

・対面での打ち合わせは換気とマスク

が具体的な行動として挙げられています。

訪問看護ステーションとしても、事務所に滞在する人数を少なくするために、訪問看護の直行直帰、時差勤務、在宅ワークなどを取り入れているところも多いと思います。

とはいえ、訪問看護のテレワークに不安を覚える方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?そこで皆さまから寄せられたお声を元に、場面別のコラムとしてご紹介いたします。

紙カルテの持ち帰りって、本当に大丈夫?

 

「記録は自宅で書いて来て」と言われ、紙のカルテを自宅に持ち帰って作業している看護師さんから
これって、個人情報の持ち出しになりますよね。今は緊急事態だから特例、と言われても、いったいいつまで続くのかしら。」という不安の声が聞こえて来ました。

個人情報は「鍵のかかるロッカーに保管」が基本ですから、やはり不安な気持ちになりますね。

「仕事の持ち帰り」ではなく、本格的な在宅勤務を始めるためには、自宅にいながら、ステーションの鍵のかかるロッカーにあるカルテを見ることができるような環境が必要になります。

紙のカルテを持ち歩くとなると、紛失の心配もありますね。
正しく保管できて、いつでも閲覧できて、紛失の心配もない環境。
看護師さんの安心と個人情報の安全を考えると、どこでも閲覧できる電子カルテの導入を考える時期なのかもしれません。

 

ソフトを比較する上で必ずチェックすべき7つのポイントはこちら!

 

電子カルテと聞くとハードルが高い感じがするかもしれませんが、安全に患者さんの情報を共有するためのツールとして導入を検討してみるのも良いと思います。

 

訪問看護用の電子カルテは

病院のサーバー室のような特別の部屋は必要ありません。

管理するための専門のスタッフも常駐しなくて大丈夫です。

システムベンダーさんとの難しい契約交渉もありません

 

大掛かりなシステムではなく、データがしっかり保護されていて、自分たち以外の人が見ることができない外部のデータセンターに情報を預けておくクラウドという仕組みでできています。

利用する側に特別な知識や技術が必要なわけではありませんし、「セキュリティも安全な情報共有のツール」として使うことができるのです。

そして、タブレットで簡単に操作できますので、誰でも安心して使い始めることができます。

<クラウドサービスイメージ図>

これからの「働き方」として、在宅ワークや短時間勤務、時差勤務などが増えてくることが考えられます。

また、オンライン診療の補助なども訪問看護師に求められるようになってきますし、今回の新型コロナウイルス感染症対策の一つとして、オンライン訪問看護(電話による病状確認や療養指導等)も一定の条件がありますが、認められました。

IT導入補助金2021」など新型コロナ対策でテレワークの導入事業者を優先支援もされています。
今がチャンスという気持ちを持っていただき、ぜひこの機会にICT化について考えてみるのも良いタイミングではないでしょうか。

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訪問看護のテレワークを可能とするサービスを提供しているeWeLLは、『訪問看護におけるテレワーク』についてのマニュアルをご用意いたしました。働き方改革の一つとして『訪問看護のテレワーク』について、必要な準備物や運用方法などをおまとめしたマニュアルとなります。ステーション内部・外部との情報共有の方法や、「密」を避けるためステーションへの立ち寄りを最小限にする新しい働き方に、ぜひ活用ください。

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 訪問看護の新しい働き方 ~「これって、大丈夫?」シリーズ~ はこちらから! 

1.紙カルテの持ち帰りって、大丈夫?
2.情報共有のため個人情報を大量のコピーって、大丈夫?

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