訪問看護師たちが感じる!仕事中のあるあるエピソード

訪問看護あるある

訪問看護の際、困ったことや気になる経験をしたことはありませんか?失敗談や困ったことはもちろん、嬉しかったことや楽しかったこと等、仕事をするなかで、多くの経験をしてきたと思います。今回は、そんな訪問看護師ならではのエピソードについて紹介します。自分と似た経験があるか、「あるある」と共感できるか、ぜひ確認してみてください。

目次

訪問看護のあるあるとは

あるあるネタとは、誰もが「あるある」と納得するような思い出エピソードのことです。
訪問看護に限ったことではありませんが、同じ業種で働くことで「あるある」と感じるできごとは多くあります。困ったことや失敗談はもちろん、中には焦ったできごとや逆に感謝の気持ちを伝えたいことや嬉しかったことなど、皆さんの「あるあるなエピソード」として、共感できるのではないでしょうか。当人としては絶体絶命な状況でも、後で思い返して見れば笑い話になる場合もあり、同じ境遇をもつ人の心の支えにもなるでしょう。

そんな数あるエピソードの中から、訪問看護の皆さんが共感する内容をいくつか紹介します。

移動に関するあるあるエピソード

まずは、移動についてのあるあるエピソードです。業務時間の約半分は訪問による移動であり、それに伴い、あるあるエピソードは数多く存在します。

 訪問先が分からず道に迷う 
方向音痴な人だと、訪問先が分からず道に迷うことがあります。伝統のある旧家だと、入り組んだ道の先にあることも多く、どのように行けば良いのか分からないことも珍しくはありません。また、カーナビ等を利用しても、玄関が逆方向、道がつながっていない等、頼りにならない場合もあります。時間通りに訪問が間に合いそうにないことから、本気で焦った経験がある人も少なくないようです。住宅までの道のりがどのようになっているかは、実際に見てみないと分かりにくいです。初めての訪問で遅刻しないよう、事前に出向いて確認したり、時間の余裕をもって向かうと安心できます。


 トイレ先に悩む 

訪問看護では、トイレ先に迷うことがあります。勤務中は訪問と移動の繰り返しであり、ゆっくりトイレ休憩している暇もありません。トイレを利用しないよう食事や水分摂取を控えていても、利用者によっては善意でお菓子やお茶を勧めてくる場合もあり、訪問看護師の悩みどころといえるでしょう。そのため、ベテランの訪問看護師にもなると、自分なりのトイレマップができ上がっているそうです。公園やコンビニ等の場所を把握しており、用を足すタイミングを見極めています。トイレをどうするか迷っている人は、移動途中に用を足せる場所を調べておくと良いでしょう。


 天気に敏感になる 

訪問看護の約半分は野外の移動になるため、天気に気を遣うようになります。自転車で訪問先へ向かう人も多く、雨や雪が降ると困ってしまうからです。また、天気以外に外気温も気になります。暑い日には熱中症対策が必要になるほか、強風の日には自転車をこぐのも大変等、様々な天候による問題があります。仕事を安全にするためなのはもちろん、訪問先に迷惑をかけないためにも、毎日の天気予報の確認は欠かせません。


 昼食は外食がほとんど 

訪問看護師の昼食は、外食になることが多いです。移動の合間に食事をしますので、のんびり食べている暇はあまりありません。早い人だと、昼食を5分くらいで済ましてしまう場合もあるほどで、他の看護師のような昼休憩はあまり実感できません。ですが、外食先は選びやすく、気になるお店を利用しやすいです。「今日は何を食べよう」と移動中も楽しくなります。友達と一緒にワイワイ昼食は楽しめませんが、その分、自分なりに楽しみながら昼食をとっています。

訪問に関するあるあるエピソード

移動中だけではなく、訪問看護中でもあるあるエピソードは多いです。特に慣れない初訪問時に問題になりやすく、慣れてきたころに「あるある」と思い出深く感じたりもします。


 初回訪問時はいつも緊張する 

初めての対面は誰もが緊張するできごとです。それは訪問看護でも変わりません。訪問看護指示書からの指示だけでは相手の人柄はよく分からず、いつも緊張してしまいます。訪問看護に慣れたベテランの人でも、初めての訪問看護が終われば、思わずホッとしてしまうそうです。訪問看護師に限ったことではありませんが、誰もが一度は感じたことがある看護師の「あるあるエピソード」といえるでしょう。


 訪問先にペットがいた 

訪問先によっては、ペットのいる自宅に訪問看護をする場合もあります。人懐っこいペットは癒しとなり、ペット好きにはたまらない環境といえるでしょう。ですが、逆に苦手な人だと困ってしまいます。見えるだけでも緊張してしまい、近寄ってくるだけで怖くなってしまうようです。可能なら訪問看護ステーションに相談して担当を変えてもらいたいですが、訪問看護師が少ないと変更は難しく、ペットが苦手なまま頑張ることも珍しくはありません。
とはいえ、どうしてもダメそうなら、訪問看護ステーションの変更も視野に入れてください。訪問看護師が不足している現状、経験者の応募は訪問看護ステーションとして大歓迎です。事前に訪問先の条件や福利厚生を聞いたり等、自分で働きやすい環境を選ぶことも大切です。


 焦らなくなったら一人前 

訪問看護は、時間との勝負です。限られた時間に仕事を終わらせる必要があり、常に忙しく動き回ります。ですが、逆に慣れてしまえばゆったり作業をしやすいです。自分のペースで仕事ができますので、要領よく作業ができれば、時間に余裕が生まれます。訪問看護に余裕ができるようになると、「自分は一人前になった」と実感できるようです。

嬉しかったあるあるエピソード

最後は、嬉しかった、楽しかったことに関するあるあるエピソードです。訪問看護はとても大変な仕事ではありますが、それを忘れるくらい嬉しいことも数多くあります。体験することで心の支えとなり、今後も訪問看護を頑張ろうと励まされることでしょう。


 訪問看護を始めて体力がついた 

訪問看護師として働き始めたことで、体力がついた人もかなりいます。元々重労働だった看護師の仕事に自転車での移動も加わり、運動量が増加するからです。初めのうちは辛い人も多いようですが、慣れてしまうことで「食事が美味しく食べられる」「よく眠れるようになる」「風邪を引かなくなった」等、前向きな意見も多数挙げられています。無自覚な人も多いですが、改めて考えてみると、体力がついていることを実感できるそうです。


 会話が楽しい 

会話好きな人だと、看護中でもよく話しかけてきます。外出しないことから普段あまり人と話す機会がないため、訪問看護師が来ると、ついつい話してしまうそうです。人にはそれぞれエピソードをもっており、話を聞くだけでも面白いです。なかにはためになる話もあり、仕事や今後の人生の役にもたちます。もちろん、日常の話も楽しく、仕事を忘れて話に夢中になってしまうこともよくあるそうです。会話が苦手な人はともかく、多くの人は、会話を楽しみながら仕事をしているようです。


 家族の成長を共に感じられる 
長く訪問看護を続けていると、利用者宅の成長を共に感じるようになります。訪問当時は赤ちゃんだった子も、次第に成長し小学校入学することも少なくはありません。家族と仲良くなることで、喜びが感じられます。ただ、仲良くなりすぎることで悲しみも強くなります。利用者が亡くなった場合等は、自分の家族のように辛く悲しいものです。訪問先の数だけ日常を体感できるのが、訪問看護師の最大の特徴ともいえるでしょう。

まとめ

訪問看護には様々なエピソードがあります。「道に迷う」「トイレに困る」といった意見をもつ訪問看護師は多く、訪問看護師ならではの問題といえるでしょう。ですが、それと同様に「体力がついた」「会話が楽しい」といった、訪問看護師で良かったあるあるエピソードもあります。感謝されることも多く、訪問看護は責任と共にやりがいのある仕事といえます。

この記事をSNSでシェアする

RANKINGアクセスランキング