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レセプト請求を乗り切ろう!複数名訪問看護加算・複数名精神科訪問看護加算

複数名訪問看護加算

訪問看護では1人の利用者に対して、基本は訪問看護師が1人で訪問しますが、場合によっては複数名で訪問することもあります。複数名で訪問する場合には加算がされますが、全ての訪問で加算を算定できるわけではありません。また、医療保険か、介護保険によっても算定要件が異なるので注意が必要です。今回は訪問看護のレセプト請求で必要な基礎を学びたい方に向けて、複数名で訪問する際の加算についてご紹介します。

複数名で訪問する際の加算以外にもiBowお役立ち情報ではレセプト請求に役立つ、制度や加算についての記事をご紹介しています。他の記事と合わせてレセプト請求時の参考にしてください!

 

  目次

■ 複数名訪問看護加算とは?
■ 介護保険における複数名訪問看護加算について
■ 医療保険における複数名訪問看護加算について
■ 複数名精神科訪問看護加算とは?
■ 複数名での訪問看護の加算算定時の注意点

■ 訪問看護専用の電子カルテ『iBow』を使うと複雑なレセプト業務の負担を一気に解決!
■ まとめ
■ レセプト請求を乗り切ろう!制度・加算シリーズ

 

複数名訪問看護加算とは?

複数名訪問看護加算は必要性があり、複数の看護師等で訪問看護を行った際に算定できる加算です。算定できる要件は以下の通りとなっています。

 医療保険の場合 

①基準告示第2の1に規定する疾病の利用者の場合 ※1
②特別訪問看護指示書に係る指定訪問看護を受けている利用者の場合
③利用者の身体的理由で、1人の看護師での訪問看護が困難と認められる場合

④暴力行為や著しい迷惑行為、器物破損行為等が認められる場合
その他、利用者の状態から判断して上記のいずれかに準ずると認められる場合

たとえば、①の例としては、体重が重くて1人では動かすことが難しく、体を支えることや処置の介助が必要な場合等です。家族の協力を得られる場合は認められない場合もあり得ますが、高齢や体の小さい女性等で家族のサポートを得るのが難しいという場合には、2人での訪問ができます。

※1 基準告示第2の1に規定する疾病については 別表7・別表8 の記事を参考にしてください

 

 介護保険の場合 

①利用者の身体的理由で、1人の看護師での訪問看護が困難と認められる場合
②暴力行為や著しい迷惑行為、器物破損行為等が認められる場合
その他、利用者の状態から判断して上記のいずれかに準ずると認められる場合

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介護保険における複数名訪問看護加算について

複数名訪問看護加算はⅠとⅡの2種類のケースがあるので、いずれにあたるかを確認しなくてはなりません。まず、複数名訪問看護加算Ⅰは、保健師、看護師、准看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士といった専門資格を持つ複数の看護師等が同時に訪問するケースです。30分未満の場合は254単位、30分以上の場合は402単位の加算ができます。複数名訪問看護加算Ⅱは、看護師と看護補助者が同時に訪問するケースで、30分未満は201単位、30分以上は317単位の加算が可能です。

複数名訪問加算は、所要時間によっても異なります。算定額は次の通りです。

 

加算の種類 所要時間30分未満 所要時間30分以上
複数名訪問加算(Ⅰ) 254単位 402単位
複数名訪問加算(Ⅱ) 201単位 317単位

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医療保険における複数名訪問看護加算について

保健師、看護師、准看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士といった専門資格を持つ複数の看護師等が同時に訪問する場合、2人以上では週に1回で4,500円/日3人以上は週に1回で4,000円/日の加算です。

看護補助者が同時に訪問して、特別な利用者管理を必要とする利用者に1日1回訪問する場合、2人以上で3,000円/日、3人以上で2,700円/日となります。看護補助者が同時に訪問し、特別な利用者管理を必要としない場合に、1日1回訪問すると、2人以上の場合で週に3回で3,000円/日、3人以上で週に3回で2,700円/日の加算が可能です。

同行する職員(職種) 回数制限 同一建物 設定額
保健師、助産師、看護師、
理学療法士、作業療法士、言語聴覚士
週1日まで 同一建物内1人 4,500円
同一建物内2人 4,500円
同一建物内3人以上 4,500円
准看護師 週1日まで 同一建物内1人 3,800円
同一建物内2人 3,800円
同一建物内3人以上 3,400円
看護補助者 週3日まで 同一建物内1人 3,000円
同一建物内2人 3,000円
同一建物内3人以上 2,700円
看護補助者
(※2 別に厚生労働大臣が定める場合)
1日に1回 同一建物内1人  3,000円
同一建物内2人  3,000円
同一建物内3人以上 2,700円
1日に2回 同一建物内1人 6,000円
同一建物内2人 6,000円
同一建物内3人以上 5,400円
1日に3回以上 同一建物内1人 10,000円
同一建物内2人 10,000円
同一建物内3人以上 9,000円

※2 別表7・8の利用者、特別訪問看護指示書が出ている利用者

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複数名精神科訪問看護加算とは?

複数名精神科訪問看護加算は、精神科訪問看護を複数名で行った場合の算定する加算で、通常の医療保険の複数名訪問看護加算とは異なるので注意しましょう。

加算をするには、以下の要件を満たさなくてはなりません。

  • 利用者または、家族等の同意を得る
  • 医師が複数名による訪問の必要性があると認め、精神科訪問看護指示書にその旨を記載すること
  • 訪問するスタッフの1人以上は保健師または看護師であること
  • 同行する看護補助者は必ず利用者の居宅において両者の同時滞在時間を一定時間以上確保すること
  • 看護を30分以上実施すること

 

各スタッフの種別ごとに算定できる回数や加算額が異なります。看護師は1日に2回で9,000円、保健師は1日に1回で4,500円、作業療法士は1日に3回以上で14,500円、看護補助者は1日につき3,000円で補助者は週1日が限度です。

 

同行する職員(職種) 回数制限 同一建物 設定額
保健師、看護師、作業療法士 1日に1回まで 同一建物内1人 4,500円
同一建物内2人 4,500円
同一建物内3人以上 4,000円
1日に2回まで 同一建物内1人 9,000円
同一建物内2人 9,000円
同一建物内3人以上 8,100円
1日に3回以上 同一建物内1人 14,500円
同一建物内2人 14,500円
同一建物内3人以上 13,000円
准看護師 1日に1回まで 同一建物内1人 3,800円
同一建物内2人 3,800円
同一建物内3人以上 3,800円
1日に2回まで 同一建物内1人 7,600円
同一建物内2人 7,600円
同一建物内3人以上 6,800円
1日に3回以上 同一建物内1人 12,400円
同一建物内2人 12,400円
同一建物内3人以上 11,200円
看護補助者または精神福祉士の場合 週1回 同一建物内1人 3,000円
同一建物内2人 3,000円
同一建物内3人以上 2,700円

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複数名での訪問看護の加算算定時の注意点

複数名訪問看護加算・複数名精神科訪問看護加算を算定する場合に注意するポイントがあります。算定前に必ず確認しましょう。

 

 利用者、家族から同意を得る必要がある 
複数名訪問加算、複数名訪問看護加算、複数名精神科訪問看護加算のいずれも算定するためには利用者さん、ご家族への説明と同意が必須です。同意書にサインをいただく、同意を得た旨を訪問看護記録に記載するなど同意を得たことをカルテに残す必要があります。

 

 同行訪問は複数名訪問の加算の算定はできない 
新入職員との同行や新規利用者への同行など、同行訪問を行うことがあります。この際には事業所都合での複数名訪問であり、加算算定要件には当てはまりません

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訪問看護専用の電子カルテ『iBow』を使うと複雑なレセプト業務の負担を一気に解決!

訪問看護には多くの複雑な算定方法があり、算定に関わる利用者の訪問目的や時間、内容を全て把握することは困難でしょう。しかし訪問看護専用の電子カルテ『iBow』を導入すると一気に解決できます!

iBowなら、複数名訪問看護加算を算定するかどうか、訪問時に確認することができます。看護学生や新入職員の同行など、算定をしない場合でも誰と訪問に行ったか記録を残すことができるのでとても便利です。その他、訪問看護記録書Ⅱを作成することで、自動的にレセプト情報として訪問実績が反映されるため、「記録書と実績の突合」「予実管理」「指示書確認」「保険書確認」の業務がなくなり、いままで月初に集中して行われていた情報収集作業や、何度も行う多重の確認業務を大きく削減することができます。
>訪問看護業務を日々実施するだけ!記録が訪問実績に反映されるiBowレセプトの詳細はこちら

また、iBowのカスタマーサポートは訪問看護のあらゆることに精通したスペシャリストがそろっています。システムのことはもちろん、加算などの制度まで、皆様の疑問や不安を⼀緒に解決します!
>iBowカスタマーサポートについてはこちら

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まとめ

今回は、複数名訪問看護加算について紹介しました。複数名訪問看護加算は医療保険・介護保険によって異なるのでレセプト業務の際は注意が必要です。

iBowなら、訪問看護業務を日々実施するだけで毎月のレセプトを作成できるため、月初に何度も行う多重の確認業務が短縮できます。また、日々の記録がレセプトだけでなく各帳票と連動しているので、転記の必要がありません。レセプトに関わるスタッフだけでなく、看護師スタッフの業務負担を軽減できるので、その結果、訪問看護業務に専念できより良い看護を提供できるでしょう。訪問看護ステーションの業務負担を軽減したい方は導入を検討してみてはいかがでしょうか。

>訪問看護専用電子カルテ『iBow』についてのお問い合わせはこちら

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 レセプト請求を乗り切ろう!制度・加算シリーズ 

訪問看護は医療保険と介護保険の知識が必要ですが、その両方を理解するのは難しいですよね。制度が複雑なため、毎月のレセプト業務に頭を抱えている現場のスタッフも多いのではないのでしょうか。iBowお役立ち情報では訪問看護で役立つ、制度や加算についてご紹介しています。加算や制度に困ったときはこちらの記事もおすすめです。ぜひ、合わせて読んでみてください!

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